単元テストに一発で合格する子と、何度受けても合格しない子がいます。
定期テストで結果を出せる子と、そうでない子。
模試で結果を出せる子と、そうでない子。
両者の大きな違いは何でしょうか。
※そもそも勉強していないという子は除きます。
【単元テストに合格できない理由】
本日、中学2年生4名、中学1年生1名が再テストを受けに来きました。
(再テストを受けに来ない子たちは、勉強できるようになりたいと思っていないのでしょうか。)
中学2年生の単元テストは、中間テストの範囲でもある、「不定詞(名詞的用法)」、「不定詞(副詞的用法)」です。
「不定詞(名詞的用法)」の単元テストを行うと言われると、テキストの「不定詞(名詞的用法)」を勉強する人が多いと思います。
なかなか合格できない彼、彼女の解答を見てみるとわかることがあります。
実は彼、彼女がミスをしている部分は不定詞ではなく別の単元なのです。
それは例えば「過去形」、「スペル」、「単語の使い方」、「3人称単数現在のs」などです。
以前に習った単元のことが理解できていて、既習の知識が頭に入っている子は、「不定詞(名詞的用法)」の練習をしてくれば合格できます。
一方、既習範囲の理解や知識不足がある子は、「不定詞(名詞的用法)」の復習だけしていても合格できません。
【単元テストに合格するには】
宿題や授業中にミスをした内容や単元をメモにとり、その復習をするようにしませんか。
時間はかかりますが、自分が間違えてしまった範囲の復習して、出来るようにする。
これをせずに、学力が伸びると考えているのなら、・・・。
難しい問題ばかり解く必要はありません。
基礎的な部分を復習してください。
助動詞の後には動詞の原形を置く。
動詞扱いになる形と動詞扱いにならない形(見た目)。
教える人間は、「この程度のことは当然子どもたちも覚えている」と考えてしまいがちです。
けれども、「この程度のことも覚えていない子がたくさんいる」ということは子どもたちの解答、ノート、質問からしょっちゅう判明します。
【他のテストも実は・・・】
定期テスト、北辰で結果が出ない子たちの多くは既習内容の理解や知識不足が原因です。
自分がわかっていない範囲がわかったのであるならば、メモをしてすぐに復習するようにしましょう。
中学3年生には何度も言っていますが、北辰テストを受ける目的もこれに尽きます。
(「し〇つのか〇〇くの為」という話はいったん横に置いてきます。)
時差の問題が解けなかったのであるならば時差の問題を復習する。
「too」の問題で間違ったのならば、「too」を辞書で引く、使い方を調べる、使われている例文をよく読む、共通点から何か言えることはないか考える。
こうしたことを地道に積み重ねていった子たちが3月に笑えうことができるのでしょう。
私も、こういったことを着実に行った子に笑ってほしいと思います。
【中3の中間テスト勉強が始まる】
いよいよ中間テストが迫ってきました。
西武中、黒須中、藤沢中の3年生は本日より試験勉強に取り組んでいます。
【私立の入試問題】
まだ中間テストまで時間のある野田中、東金子中、狭山西中の子たちは、英語の授業では私立の入試問題を解きました。
一生懸命書き込みをしたりして、英文や文章を読み解そうとしてるのは素晴らしいことです。
よほど複雑な文を除けば、Sだ、Vだ、Oだ、Cだ、( )だ、それらを書かなくても読めるようになるでしょう。
試験時間は限られているので、そんな時間もないのですけど・・・。
【国語の説明文のほうがよっぽど】
ところで、皆さん。
本日の英文の日本語訳をノートに書いてみてください。
次に昨日の北辰テスト(国語)を用意してください。
本日の英文の日本語訳と、北辰の説明文を並べて書いてみてください。
国語の説明文のほうがよほど難しいですよね。
皆さんは普段、「日本人だから」と言う理由で、日本語を読み解そうとしません。
読み解さずに、国語の説明文の内容を理解し、正答を答えることができるのでしょうか。
※最後のいち分は反語です。