【スマートフォンについて】

まだ持っていない子も各学年若干名いるようですが、大半の子はスマホを持っています。

うちの塾内ではスマホの利用を禁止しています。
我々も仕事以外では塾内で使用していません。

 

【中高生だけではない】

そもそも私と本多はほとんどスマホを使いません。
だから気づきにくいのかもしれませんが、電車、モール、コーヒー屋さん、お食事処、どこに行っても多くの人はスマホをいじっています。

「使うな」と言いたいのではありません。
あんなに便利なおもちゃを小中高生が手にしてしまった時点で、そんなことを言っても無駄でしょう。
もちろん、調べものに使うなど、有効活用できているのなら問題ありません。
また、「10年後に今を振り返った時に、やっててよかった」と思えるのであれば口は出しません。
中学生よりも、高校生、大学生、社会人の方が危ないかもしれません。
注意する人がいなくなりますし、自由に使える時間も増えますから。

【まずは調べてみましょう】

ところで、みなさんは、自分が1日にどれだけスマホを使っているか調べたことがありますか。
ぜひ一度調べてみてください。
そういったアプリ(Momentなど)もありますし、ストップウォッチのような物で測ってもいいでしょう。
測ったら記録に残しましょう。

 

【時間は貴重です】

そして、気づいてください。
いかに多くの時間をスマホ利用に費やしているかということに。
家族と話す、本を読む、スポーツをするなどの時間と引き換えに、スマホに費やしている時間を自覚してください。
そして、本当にそれだけの時間を費やさなければならないのか今一度考えてみませんか。
まだわからないかもしれませんが、時間は本当に貴重ですよ。

 

【もはや自分の力では止められない場合】

毎日、使用時間をご両親や保護者の方に報告するなどの対策を考えましょう。
それから、明日、来週の利用時間を決めて、宣言しましょう。
破ってしまったら、その原因を考えましょう。
自分の部屋では使わない、ある時間帯は預かってもらうなど。
依存状態の場合、自分だけの力だけではどうにもなりません。

 

【国の調査】

参考までに、内閣府の「青少年のインターネット利用環境実態調査(平成29年度)」を見てみました。
詳細を見たい場合、「青少年のインターネット利用環境実態調査」で検索してください。
この調査結果を見る限り、もはや中高生だけでなく、利用者全員が1度考えてみるべきことだと思います。

この「インターネット」には「アプリ」の使用も含まれています。
また調査対象機器はスマホだけでなく、インターネット接続が可能なパソコン、ゲーム機器なども含まれています。

<小学4年~高校3年のインターネットの平日の利用時間>

「使っていない」が 2.1%
「30 分未満」が 4.8%
「30 分以上1時間未満」が 10.2%
「1時間以上2時間未満」が 23.5%
「2時間以上3時間未満」が 19.9%
「3時間以上4時間未満」が 13.7%
「4時間以上5時間未満」が 8.3%
「5時間以上」が 15.1%
「2時間以上」インターネットを使っている青少年は 57.0%で、平均時間は 159.3 分

<保護者のインターネットの平日の利用時間>

「使っていない」が 1.1%
「30 分未満」が 5.8%
「30 分以上1時間未満」が 12.6%
「1時間以上2時間未満」が 28.3%
「2時間以上3時間未満」が 18.3%
「3時間以上4時間未満」が11.4%
「4時間以上5時間未満」が 4.8%
「5時間以上」が 9.1%
「2時間以上」インターネットを使っている保護者は 43.7%であり、平均時間は 136.4 分